大宮に本部を置く公益財団法人埼玉県生態系保護協会が8月31日、身近なことから自然環境の保全を考えることをテーマにした研修会「自然と伝統を守るとこんなお酒ができる」を開催する。
まちづくりや環境問題、法律・経済から動物・植物、ワークショップの進め方など、最先端で活躍する各方面の専門家を講師に招き、「自然を守る研修会」を年4回開いている同協会。当初は会員向けに開いていたが、「より多くの人に、さまざまな視点から「自然を守る」ことを考える機会にしてほしい」と一般参加も受け付けるようになった。今回は本年度の第2回となる。
講師は、千葉県で完全無農薬米による日本酒造りを行っている「寺田本家」(千葉県香取郡神崎町)第24代当主の寺田優さん。地元の無農薬米や蔵内の酵母、鎮守の森の井戸水など、自然の恩恵を大切にした伝統的な酒造りを行うとともに、地域やまちを元気にするために蔵開きを行うなど、「発酵の里」としてまちおこしにも取り組んでいる。
開催時間は18時30分~20時30分。会場は大宮ソニックシティ9階905会議室。参加費は、大人=1,500円、大学生・高校生=500円、中学生以下無料。詳しくは同協会(TEL 048-645-0570)まで。