大宮の鉄道博物館(さいたま市大宮区大成町3、TEL 048-651-0088)の開館以来の入場者数が9月27日、700万人に達した。
記念すべき700万人目の来場者となったのは、小学4年生の小川智久さん。この日も家族3人で同館を訪れ、「入場したところ呼び止められたので何か聞かれるのかなと思ったら、700万人だと聞き驚いた」とうれしそうに話した。
家族そろって鉄道好きという小川さん。同館には開館以来、度々訪れているといい、その魅力は「いっぱい電車があるところ」という。いつも関西の祖父宅に行くときに乗る新幹線が好きで、「将来は新幹線の運転手になりたい」とも。
同館のシンボルでもあるC57蒸気機関車の前で行われたセレモニーでは、花束とオリジナルグッズ入りのプレゼントを笑顔で受け取った。小川さんの「出発進行」の掛け声とともに大きな汽笛が館内に響き渡った。
同館の大信田尚樹(おおしだまさき)館長は「鉄道の日や新幹線開通50周年という記念すべき日を前に700万人を達成できてうれしい。これからも、皆さまに親しまれる博物館にしていきたい」と抱負を語った。