芝浦工業大学(見沼区深作)大宮キャンパスで7月2日、「子ども大学SAITAMA」入学式が行われた。
同キャンパスを拠点に、大学や地域の専門家らが講師となり、さいたま市内の小学4年生~6年生を対象とした子どもたちの知的好奇心を刺激する、体験型プログラムを展開する同企画。本年度は100人が参加する。
後援をしているさいたま市教育委員会によると、「子ども大学」イベントの取り組みは、2009年の「子ども大学かわごえ」を始まりとして現在全国約100校で展開しているという。「子ども大学SAITAMA」は2014年から今年で3回目を迎える。
この日の入学式では、同実行委員の野原健志さんが児童たちに「みなさんは今日から子ども大学の大学生。プロの先生の講演を聞いて多くの経験をしてほしい」と呼び掛けた。
初日は、元LPSA(日本女子プロ将棋協会)女流棋士でクイーン名人の中井広恵さんによる講義「将棋のメカニズムから生き方を学ぼう」が行われた。別教室では、参加児童の保護者らを対象に、親業訓練インストラクターの生駒章子さんによる講演会「親子の信頼関係を作るトマス・ゴードン博士の親業の体験」が行われた。
子どもたちは来年1月までの期間中、英語教育、農業体験、菓子作り、食育講義、福祉体験、科学実験、ゲームプログラミングなどを体験する。