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さいたま市西区役所の食堂が再オープン-元ホテルマンが一肌脱ぐ

半年近く空いていた西区役所の食堂が、ホテルの味で再オープン

半年近く空いていた西区役所の食堂が、ホテルの味で再オープン

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 半年近くにわたり空いていた、さいたま市西区役所の食堂が1月8日、再オープンした。

カウンター席からは、西大宮駅方面の風景を(関連画像)

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 西区役所の食堂は昨年6月、運営会社の経営難により撤退して以来空きスペースとなっており、区役所職員や区役所を訪れる人々の大きな悩みの種となっていた。このことを聞いたバー店主の鶴田勇さんが一肌脱ぎ、食堂再開にこぎ着けた。

 鶴田さんは2年半ほど前から近所でカウンターバー「136(いさむ)」(さいたま市西区清河寺)を経営している。もともとグランドパレスホテル(東京都千代田区)に37年間務め、ラウンジマネジャーを務めていた。西大宮駅北部の区画整理で自宅が移動したのを契機に、それまでの経験を生かしてカウンターバーを開いた。鶴田さんは、バーを運営する中で自分が生まれ育った地域の人のつながりを実感し、今回の食堂再開に協力することにしたという。

 食堂の名前は、西区の花・アジサイにちなんで「a231(あじさい)」とした。ビーフカレーライス、ドライカレー、スパゲティミートソース、モッフルカレーなどのメニューに、地元西区の農家から仕入れた野菜を使用したサラダビュッフェが付く。いずれのメニューも、ホテルマン時代のルートから仕入れたホテルと同じ食材で作られており、ビシッと決めたウエーター姿の鶴田さんの存在が、ホテルのレストランのような雰囲気を醸し出している。

 鶴田さんの「お薦め」メニューは、毎日仕込んでいる自家製ビーフカレーライス(780円)。肩ロースをじっくり煮込んでいながらも、肉がパサパサにならず、しっとりと仕上げた。

 オープンして2週間ほどがたつが客足は上々だという。早速常連となった大矢幸子西区長は「ここのビーフカレーは絶品。他のメニューも、どれもおいしいので、ぜひ西区役所にお越しください」と利用を呼び掛ける。

 営業時間は11時半~14時(ラストオーダー13時半)。土曜日曜定休。

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