さいたま市桜区内の和菓子教室(桜区南本宿2)で11月26日、和菓子のワークショップなどが楽しめる「Kei Marche(ケイマルシェ) 2016」が行われる。
料理教室で12年間講師を務める高橋景子さんは数年前に鎌倉で和菓子の「練り切り」教室に参加して以来、和菓子に魅せられ和菓子作りを始めたという。1年ほど鎌倉に通い学んだ後、定番の作り方にとらわれないオリジナルな和菓子作りを始めた。パンと和菓子を組み合わせた白あんブレッド、練り切りのケーキ、トリュフチョコ風の練り切りなどを考案。練り切りでパンの形や、ココア味、コーヒー味の生地にクッキーをトッピングするなど自由な発想で和菓子が作れるワークショップは人気を集めている。
「粘土細工のように自由度が高く、力もあまりいらないうえ、座ったままでもできるため、子どもから高齢者まで、どなたでも気軽に楽しめる」と言う。「カラフルな仕上がりだが、なるべく体にいい素材をと思い、イチゴパウダー、抹茶パウダー、ココアパウダーなど、できるだけ食品で色付けをしている」と高橋さん。
公民館やカフェなどで「クロワッパン~kei~」として和菓子教室を開いてきたが、今年5月、桜区内に教室を開いた。「主に単発の講座を開いている。知人や口コミからの参加が多いが、和菓子を作ってみたい人はどなたでも歓迎」と話す。「よく参加してくれる人の中には、介護や子育てなどが忙しい中で参加し、作業している2時間没頭して癒やされて帰る人も多い。和菓子セラピーといえるかも」とほほ笑む。
和菓子教室によく参加しているというふじみ野市在住の女性は「和菓子が自分で作れるとは思いもしなかった。同じものを作っていても作る人によって全然違う仕上がりになって面白い」と話す。
今回のイベントは初めての試みで、高橋さんお薦めの、素材にこだわるカフェのおにぎり、パウンドケーキ、クッキーなどの軽食やお菓子と、革小物などの雑貨が10店出店する。和菓子のワークショップは、抹茶、ココア、コーヒー味の中から好きな味を一つ選んでオリジナルの和菓子を作る。
「おいしいと楽しいがいっぱい。子連れも歓迎。気軽に来ていただければ」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~16時。会場は六間道路沿い、三村歯科隣のビル。問い合わせはメール(kurowappan.kei@gmail.com)で受け付ける。