人知れず長い年月をかけてビルの6階伸び続けていたツタが隣のビルの解体工事により姿を現し、都会に隠れた自然の造形美として道行く人々の話題を集めている。
現場では旧REX大宮ビルの解体工事が間もなく完了する見込み(関連画像)
大宮駅東口にあるREX大宮ビル(さいたま市大宮区宮町)の解体が始まったのは昨年夏。5階建てのビルが徐々に取り壊され、隣の大宮ロフトの壁面が姿を現すと、そこに巨大な自然の造形美が出現した。幅約30メートルの東向きの外壁にびっしりと枝を張り巡らせたツタは、まるでフラクタル図形のようにも見える。つかの間の巨大な自然の造形美に足を止めて見入る人も多い。
ツタは既に根元が切られているため枯れているが、新しいビルの建設が始まる夏ごろまではその姿を見ることができそうだ。