大宮駅周辺の12会場や銀座通り商店街などで、5月13日、市民による音楽やアート、パフォーマンスなどで街を彩る「アートフルゆめまつり2018」が開催される。
2008年から毎年開催している同イベントは今年で11回目。「みんながつくり手、みんなが主役」を理念とする運営を基本とし、パレードやステージをはじめとする、さまざまなアクティビティが各所で行われる。第10回目の節目を迎えた昨年度は約3万人の来場者で賑(にぎ)わった。
出演者全員をメンバーとして組織する実行委員会では、会場ごとに割り振られたチームメンバー自らが当日のタイムスケジュールや役割分担を決定していく。「アートフルゆめまつり第1回目から参加している方を中心に、阿吽の呼吸であっという間に準備が進んでいく。事務局は仕込みをしているだけで、ほとんどは参加者の方が準備・運営を行っている」と同イベント実行委員会事務局の小林あゆみさん。会場の手配やチラシ配りなどの準備や、当日の設営などの運営も参加者が行う。
過去の参加者や、来場者を中心に出演者枠の応募が多いという同イベントは、エントリー開始後数時間で定員に達することも多いという。小林さんは「アートフルゆめまつりの理念を理解してエントリーする人がほとんどで、イベントが伝統になっていることを感じる。今年もアートを通して、人と人、そして人とまちをつなぐことができれば。ここまで大規模な街のイベントは珍しいので、ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
イベント開催時間や各会場のタイムテーブルはホームページで確認できる。