複合文化施設「さいたま市プラザノース」(北区宮原町1)で、「ノースであそぼう!あーとひろばの日」が開催されている。
同施設周辺の地域住民に、施設をより身近に感じてもらおうと毎年開催している同イベント。同施設内で活動しているサークルの体験会や美術作品の展覧会、音楽パレードなどを展開する。
埼玉県在住の現代作家、梶浦聖子さんと安部田(あべた)そらのさんの展覧会「きみと歩いて、きみと泳ぐ」は、金属を素材とした作品を中心とする展覧会。童話の世界の動物を連想させる作品や、音楽からインスピレーションを受けて制作するという絵画などを展示する。
このほか、「長~いピラルクーを作ろう!」では、会場内で気に入った作品を透明シートにスケッチし、ほかの人が描いたスケッチを「ピラルクー」の鱗(うろこ)に見立てて切り取り、壁一面に貼っていく。最終日には、来場者で作りあげた大きな「ピラルクー」が完成する。同イベント企画担当の川崎真由美さんは「いろいろな人の視点で作品を鑑賞してもらえれば」と話す。
イベント最終日には、全国的に活動するブラスバンドグループBBBB(ブラック・ボトム・ブラス・バンド)による音楽ライブを開催。ジャズミュージックを身近に感じられるワークショップや、近隣学校の植竹中学校吹奏楽部とのコラボレーションパレードも行う。
川崎さんは「週末を中心に、ものづくりやダンス体験など、実際に体験できるコンテンツを多数企画している。当日その場で参加できる企画がほとんどなので、ご家族やお友達同士でぜひ来場していただければ。プラザノースの開館10周年イベントも随時開催する。気軽に遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
イベントは5月20日まで。