はだしで100キロメートルを完走する「はだしのランナー」とフルマラソン4年連続サブ3のゴールド・マンがタイアップし、さいたま国際マラソンまでの3カ月限定のランニング教室「アウトローランナーズ」を9月22日から3回にわたり開催する。
主催者代表で埼玉県鴻巣市出身の梶山紀光さんは、自宅が兼業農家のため幼い頃から自然に親しんで育った。社会人になってから、友人に誘われて出場した駅伝がきっかけでランニングに夢中になり、トレイルランやトライアスロンにも参加するようになった。さらに、「はだし」でマラソンを始め、100キロメートルを完走したという。
副代表兼ランニング講師は、さいたま市中央区でパーソナルトレーニングの指導をしている山口敬志さん。埼玉大学教育学部保健体育科卒業、同大学特殊教育特別専攻科修了後、小学校体育非常勤講師、外資系企業のフィットネストレーナーなどを務めた後、フリーランスのパーソナルトレーナーとして独立。東京を中心に活動し、与野でもパーソナルトレーニングの指導を行っている。マラソン大会時には「ゴールド・マン」に変身した姿で走る。ゴールド・マンは「地球人に元気と失笑をプレゼントしている。マラソンもきっちり走っており、自己記録はフルマラソン2時間55分台」と力を込める。
独自のスタイルでマラソンを楽しむ2人が意気投合し、今回の企画となった。教室では、大宮駅東口の貸会議室6F(さいたま市大宮区宮町1)で室内講義を行った後、大宮公園に移動してランニングなどの実技を行う。雨天時はぬれない場所で実施を予定しているほか、フェイスブックグループ内でモチベーションアップなどを図る。
各回テーマを設定して講義と実技を行う。初回の9月22日は「短期間でも諦めない!フルマラソンに向けての練習と身体の使い方」、10月27日は「疲労を残さないためのセルフリカバリー術」、11月24日は「大人のレース戦略」。
山口さんは「シンプルだけど、奥が深いランニング。『走る』という行為に多様な文化や価値観が創造される。よりよいシューズ、よりよいウエアを求めて走る現代社会に現れた突然変異の2人。常識にとらわれず、楽しく自分自身のランニングを追い求めたい人にお勧め」と呼び掛ける。
梶山さんは「さいたま国際マラソンが行われる12月上旬は、冬の足音がだいぶ聞こえ始め、はだしとは少し遠ざかる季節。『寒い×痛い』でかなりの身体ダメージを受けるが、ハダシでフルマラソンを走る。当日の天候に大きく左右されるがベストを尽くした走りができれば」と意気込む。「教室に参加して、走ることに関しての自分に秘められた可能性を発見してほしい」とも。
開催時間は16時~19時。定員は12人程度。参加費は各回3,000円。運動のできる格好、筆記用具、タオル、水分、着替えを持参。