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大宮で「オクトーバーフェスト」 ドイツ産たる生ビール20種やビアカクテル提供

陶器製サーバーから注がれる「リーゲレ」の生ビール

陶器製サーバーから注がれる「リーゲレ」の生ビール

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 JR大宮駅西口近くにある鐘塚公園(大宮区桜木町1)で現在、「さいたまオクトーバーフェスト2018」が開催されている。

専用グラスで提供される「クロンバッハ」のヴァイツェン

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 「オクトーバーフェスト」はドイツ・バイエルン州の州都ミュンヘンで毎年9月中旬から10月1週目の月曜まで開催される世界最大規模のビール祭り。さいたま市では2014年から本場ミュンヘンと同時期に開催しており、今年で5回目となる。

 会場では、ドイツ直輸入のたる生ビール約20種類と肉料理などのフードを提供するほか、今年はビールが苦手な人も楽しめるようフルーツを使ったビアカクテルも取りそろえる。ドイツビールは「リーゲレ」「クロンバッハ」「エルディンガー」「ヴァイエンシュテファン」の4ブランドが出店する。中でも「リーゲレ」と「クロンバッハ」はたるのサイズが30リットルと日本で通常使われるものよりも大きく、飲食店では飲み切る前に劣化してしまうため、大規模イベントでないと提供が難しいという。各店、大きな看板や陶器製のビールサーバー、専用グラスを用意するなど本場さながらの雰囲気で盛り上げる。

 このほか、大宮から、クラフトビールの「氷川の杜」、ワインの無料試飲を行う「ワインハウス ゲアハルト」、うなぎ料理をキッチンカーで提供する「鯉平」が出店する。

 同僚と一緒に来場していたさいたま市北区在住の会社員女性は「昨年も来場し、今年もずっと楽しみにしていた。今飲んでいるのはヴァイエンシュテファンの『ヘフェヴァイス(白ビール)』。世界最古のビール醸造所というところに引かれて購入した。飲みやすくておいしい」と笑顔を見せていた。

 ステージでは音楽が会場を盛り上げる。土曜・日曜・祝日の14時、17時30分、19時30分には、同イベント初出演となる「アルプス音楽団」が演奏を担当する。各地のオクトーバーフェストへの出演経験豊富な同楽団が、ポルカ、ワルツ、ヨーデルといった本格アルペンミュージックとダンスで本場の雰囲気を演出する。平日には毎日18時と19時30分からの2回、音楽大学の現役学生と卒業生が中心となり演奏を行う。

 イベント実行委員会の浅岡清文さんは「全国で開催されているオクトーバーフェストの中でも、さいたまは来場者の6割が女性で、落ち着いた雰囲気。夜はLEDライトも点灯して華やかになる。食事だけでも楽しめるので、ぜひこの雰囲気を味わっていただけたら」と呼び掛ける。

 ビールはそれぞれ専用のグラスで提要されるため、最初の1杯を注文する際にビール代とは別にデポジット(保証金)1,000円が必要となる。デポジットは帰りにグラスを返却すると返金される。

 開催時間は、平日=16時~22時、土曜・日曜・祝日=11時~22時。入場無料、雨天決行。10月8日まで。

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