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大宮で埼玉県課題解決型インターンシップ成果報告会 28人の学生がプレゼン

受け入れ先企業担当者や大学、県の関係者を前にプレゼン

受け入れ先企業担当者や大学、県の関係者を前にプレゼン

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 埼玉県課題解決型インターンシップの平成30年度成果報告会が3月4日、大宮のソニックシティ(さいたま市大宮区桜木町1)で開催された。

プレゼンをする埼玉大学の常原さん(関連画像)

 県内にキャンパスのある大学に在学する大学生などが県内企業で課題解決型インターンシップを行う同事業は2016年度に始まり、本年度で3回目。埼玉大学、駿河台大学、人間総合科学大学、城西大学、武蔵丘短期大学、共栄大学の6大学28人の学生が参加し、15社の受け入れ先企業で4~6カ月の企業研修を行った。

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 同事業の特徴は、インターン生募集の段階で各企業が抱える業務運営上の課題を提示し、学生が興味、関心に合わせ企業に応募する形式。学生にとっては目的が明確となり、企業にとってはインターン生を受け入れるメリットがある。

 幹事大学の埼玉大学の山口宏樹学長は「自分も学生時代に当時は企業研修といわれるものに参加し、それがその後のキャリア人生に影響を与えた。インターンを行うことにより、社会人としての実務の基礎を学ぶのはもちろんのこと、将来どういうキャリアを形成したいかのイメージを持つことができたのではないか」と学生と共に振り返る。

 成果報告会では、参加した学生が1人ずつ研修で行ったことをまとめ、3-4分のプレゼン、質疑応答を行い、受け入れ先企業の担当者などがコメントをした。

 大宮のIT企業コミュニティコムで研修した埼玉大学の常原佑睦さんは、「価値観が広がり自分の将来にいろいろな可能性を見いだすことができた。これからインターンを考えている人は、初めての経験へのプレッシャーもあるかもしれないが楽しんでもらいたい。責任あるスケジュール管理が大事。報連相もきちんとこなし、困ったことがあったら相談すると良い」と後輩たちにアドバイスを送る。中国からの留学生で大宮経済新聞の業務に携わった黄○媚(○はくさかんむりに止)さんは「ジャーナリストを目指していたが、実際にどんな職業かがいまひとつ分かっていなかった。研修を通じ、取材、執筆を体験したことで、非常にやりがいのある職業だと改めて思った。日本でジャーナリストになれるよう頑張りたい」と意欲を見せる。

 埼玉大学基礎教育研究センターの石阪督規教授は「埼玉の大学生とはいえ、たまたま埼玉の大学に受かった人もいれば、他の国から来ている人もいる。地域の企業でインターンをすることで、地域のことを学ぶ一つのきっかけになり、埼玉に対しての愛着を持ったのではないか。このプログラムは、その企業に入るためのインターンシップとは違う。学生は地域の魅力を学ぶ機会であり、企業にとっては産官学連携で人材を育てる機会となっているのではないか。今後も地域の皆さまの協力を頂きつつ、事業を進めていきたい」と感謝と今後への意欲を話す。

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