さいたま国際芸術祭実行委員会が8月3日、さいたま市の多様な魅力を地域に暮らす人々が発信する事業、メディア、プロジェクトを創造するワークショップ「サーキュレーションさいたま」を始動する。
さいたま市では2016(平成28)年、「さいたまトリエンナーレ2016」を開催。「未来の発見!」をテーマに、日本を代表する「生活都市」であることを国内外のアーティストがさまざまな形で表現し、話題となった。同イベントを引き継ぎ、2020年3月~5月、大宮駅周辺を主会場に「さいたま国際芸術祭2020」の開催が予定されている。
同芸術祭は、さいたまが、芸術と生活が一つとなった「アート・サイト」に見えるようにとの意図から、英名で「ART Sightama」の愛称を付けた。国際芸術祭を一つの機会として、生活者であるさいたま市民自身が「さいたま市という土地への理解を深めるプロジェクト」を創造するワークショップとして、「サーキュレーションさいたま」を企画した。
「さいたまトリエンナーレ2016では、地形、地質、植生、気象、分家、歴史など多方面からさいたま市らしさを掘り下げる『さいたまスタディーズ』を先行実施し、これを出発点としてアーティストがさまざまな作品を表現した。今回は『さいたまスタディーズⅡ』として、市民自身の手でさいたま市の価値を掘り起こし、日々の暮らしの中で生かすプロジェクトを創造する機会として、ワークショップを企画した」と担当者。
さいたま国際芸術祭実行委員会では7月24日から、ワークショップ参加者を募集している。キックオフイベントとして、8月3日にプロジェクトディレクターの影山裕樹さんらによる説明会を兼ねたトークイベントも予定する。開催時間は14時~16時、会場は大宮区役所。参加無料。