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さいたま市で空と水テーマのドローンフライト体験「ドローンde女子会」

水中ドローンの上空から空撮

水中ドローンの上空から空撮

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 「空と水」をテーマにしたドローンのフライト体験会「ドローンde女子会」が9月1、さいたま市 西区の サイニチドローンスクール(JUAVACドローンエキスパートアカデミー大宮校)で行われた。

水中ドローンを指導するササモモさん(関連画像)

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 毎月開催されている空撮用ドローンの体験会に加えて、今回は、水中ドローンを扱うジュンテクノサービスと、Youcan Robotics Japanの2社と協力し、特別イベントを企画。屋内フライト場には円形プールが設置され、22人の参加者が水中ドローンを体験した。

 高い機動性を有するGLADIUS MINIやバッテリーが長持ちで8ノットの波にも耐え、各種水中検査で活躍するBW SPACE PROの操縦を体験。会社の同僚と3人で来たというさいたま市西区の女性は「思っていたより簡単で夢中になれて楽しかった」と話す。推進力となるスラスターを6つ搭載した最新機種のFIFISH V6が回転し、水中からひょっこりと現れる、まるで生き物のような姿に参加者から「かわいい」と歓声が上がった。

ユーチューバーでドローンパイロットとしても活躍し、ジュンテクノサービスを経営する「ササモモ」こと佐々木桃子さんが、水中ドローンについて解説し、参加者の質問に答えたほか、空撮用のPhantom4Proのフライト体験も行われた。サイニチドローンスクール女性教官の森下真琴さんが優しく指導する姿も見られ、笑顔と好奇心にあふれる女子会となった。

 ササモモさんは「ドローンはあくまでもツール。自分がやりたいことに対してドローンがどのように使えるのかをまず考えて」とアドバイスする。ドローン業界で起業した当初は、同じ業界に女性はほとんど居なかったという。「今日、女性にこんなに集まっていただけるとは本当に思っていなかった。ドローンの安全性が高まったということもあり、今年は趣味というよりもビジネスでやりたいという女性の依頼が増えている」とも。

 問い合わせや、体験会に参加する女性たちの中には、「子育て中のうちにスクールに通って経験を積み、いつか仕事に結びつけたい」という人も多いという。

 「最初は二の足を踏むが、誰でも操縦はできるし、安全性や細かい作業は女性の方が繊細で、操縦がうまいこともあるので向いている職業だと思う。不安なことがあれば体験会に来たり、周りで仲間を見つけたりして目指していただけたら」と笑顔で呼び掛ける。

 サイニチドローンスクールでは、毎月無料フライト体験会を実施しているほか、スクールのコースでは、通常の各コースに加えて、新たにドローン操縦に最低限必要な知識と技術を学ぶ「基礎講座1日コース」(税別8万円)を開設した。

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