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さいたま新都心で織物展 音で楽しむ布の魅力を発信、作家が使う機織り機も

1972(昭和47)年製の機織り機で作業する和泉さん

1972(昭和47)年製の機織り機で作業する和泉さん

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 2組の織物作家による作品展「布に流れる音」が現在、さいたま新都心の複合商業施設「アルピーノ村」(さいたま市大宮区北袋1)内の「ギャラリー樟楠(くすくす)」(TEL 048-641-9156)で開催されている。

左からRIRI TEXTILEの和泉さん、Honda Silk Worksの本多さん、ギャラリー樟楠の阪さん(関連画像)

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 2015(平成27)年まで秩父で活動し、現在は京都へ制作の場を移した「Honda Silk Works(ホンダシルクワークス)」の本多祐二さん・さくらさん夫妻と、さいたま市で活動する「RIRI TEXTILE(リリテキスタイル)」の和泉綾子さんの2組による展示。こだわりの素材や手法で織り上げた布を展示しており、「アルピーノ村」内レストランでの食事前後に立ち寄った人や、展示を楽しみに来場した人などでにぎわっている。

 ギャラリー樟楠の阪健志さんは「2組はどちらも以前から親交があり、個性あふれる作品に魅了されていた。多くの人にも共感してほしいと思い、今回の展示に至った」と話す。「2組の作業場に訪問した際、糸を紡ぐ音、繭を煮る音、機(はた)を織る音など、私たちにとっては非日常的で心に残る音があふれていたため、今回の展示を『布に流れる音』と名付けた」とも。

 ギャラリー内には、和泉さんが実際に使っている1972(昭和47)年製の機織り機を展示。和泉さんの在廊中には、機織りを実演することもある。会場のBGMには、本多さん夫妻が作業場で流している曲を選んだ。

 本多祐二さんは「今回展示している作品は全てシルク。繭を真綿のようにごわごわした質感になるまで煮たり、織りに強弱を付けたり、加工の仕方や織り方を変えることで糸の表情を作り出す。染料も全て自ら採取した植物を使うなど、素材にこだわっている」と話す。

 和泉さんは、ストールなど、素材にリネンを使ったものを中心に出展。「地元で展示をすることで、友人やお世話になった方へ作品を見ていただく機会となりうれしい。織物を難しく考えず、実際に身に着けて気軽に楽しんでほしい」とほほ笑む。

 阪さんは「それぞれの作品が個性を持っているが、強調するのではなく、お客さまが手に取り身に着けて良さが引き立つような作品。お客さまにとって、この冬を温める自分だけの一枚との出合いの場になることを期待している」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~18時(最終日は16時まで)。火曜・水曜定休。今月29日まで。26日~29日は、日本茶ユニット「baisao_u(バイサオウ)」による展示をイメージした日本茶を提供する喫茶も開催する。

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