2021年度の「子ども大学SAITAMA」が現在、参加児童を募集している。
子ども大学は2002(平成14)年、ドイツのチュービンゲン大学で始まり、日本では2009(平成21)年、埼玉県川越市で初めて「子ども大学かわごえ」として行われた。埼玉県では、同取り組みをモデルに2010年度から子ども大学事業を推進し、現在は県内で50校以上を展開している。大学の校舎などを会場に大学教授や専門家が講師となり、子どもの知的好奇心を刺激することを目的に、講義や体験活動を行っている。
「子ども大学SAITAMA」は2014年度から始まり今年度で7回目。さいたま市近郊に在住の小学4~6年生の合計40人を募集している。2020年は新型コロナウイルス感染症のため開催しなかった。今年度は、人数を減らし、感染症対策を行った上での講義を準備している。
7月18日に行う入学式と初回講座「生き方学 手話&心理 手話で心を伝えよう!」を皮切りに、速く走れる方法を学ぶ「はてな学 スポーツ科学を学び、あなたもスプリンター」、パブリックスピーキングを学ぶ「生き方学 スピーチライターによる小学生からはじめるパブリックスピーキング」など全8回の講座を開く。修了式は12月19日、埼玉大学を会場に行う予定。
実行委員長を務める三尾新さんは「今年はコロナの影響も残る中、試行錯誤しながらも、子どもたちにとって楽しく学びも多い講座をたくさん用意している。一緒に学べること楽しみにしているので、参加いただけたら」と呼び掛ける。
会場は、埼玉大学、人間総合科学大学、埼玉福祉保育医療専門学校など。新型コロナウイルス感染症の状況により会場に変更が生じる可能性がある。
応募は6月20日まで。参加費8,000円(保険料を含む全講座分の費用)。