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大宮に海外修業パティシエがケーキ店 「ケーキのある日常」を日本でも

ショーケース内には最大15種類のケーキが並ぶ

ショーケース内には最大15種類のケーキが並ぶ

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 ケーキ店「patisserie masayuki nakamura by Blanc(パティスリー マサユキ ナカムラ バイ ブラン)」(さいたま市中央区上落合8)が10月2日、オープンした。

看板商品の「ロールケーキ」 

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 ヨーロッパなどで修業経験を持つ中村雅之さんがオーナーパティシエを務める同店。中村さんは、製菓専門学校卒業後、東京・四谷のケーキ店で5年間修業し渡欧。ベルギーのケーキ店やフランスのレストランなどで経験を積み、帰国後の2020年4月、パン店「Blanc a la maison(ブラン ア ラ メゾン)」(さいたま市中央区)の店内でケーキの販売を開始した。

 中村さんは「ベルギーでは、パンとケーキが一つの店に並び人々が生活の一部としてケーキを楽しむ文化を目の当たりにした。このヨーロッパでは日常のスタイルを日本に取り入れてみるのも面白いと思った」と振り返る。ケーキの販売開始以後、パンとケーキそれぞれを目当てにする来客数は順調に増えたというが店内が混雑することが多くなってきたため、客がより快適に買い物しやすい空間作りを考え始めたという。

 2021年2月頃、パン店並びの物件が空いたのをきっかけに、中村さんは、「この物件なら別店舗でもパン店とケーキ店が一体の世界観を維持できるのでは」とケーキ店を独立させることにした。

 新たに構えた店内では、ケーキやシュークリームなどの生菓子とクッキーやフィナンシェなどの焼き菓子を販売する。ケーキは、毎朝6時過ぎ、中村さんとスタッフの2人で作り始める。中村さんは「ベースの素材を3種類程度に抑え、『シンプルでわかりやすい』味を大切にしている。頭で考えて味わうのではなく、素直に『おいしい』と感じてもらえるケーキを目指している」と話す。

 看板メニューは、「ロールケーキ」(1カット=430円)。中村さんは「生地とクリームというシンプルさだからこそ、パティシエの技術が試される。特にふんわりとした食感が楽しめるのは『巻き立て』の状態。客数を見ながら、数時間おきに巻き立てをショーケースに並べている」と胸を張る。

 10月1日のプレオープンは台風に見舞われたが、中村さんは「雨風の中、開店前からお客さまが行列を作っている光景に胸が熱くなった。温かい言葉をかけてもらい、この街に出店した喜びをかみしめた」と言う。「国内で修業してきた東京や横浜は、既に出来上がった街という印象だが、大宮はこれから一層伸び行く力を持っていると感じる。当店も、街の発展の一端を担う存在になれたら」とも。

 営業時間は10時~19時。月曜、第2・4火曜定休。

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