さいたま新都心にカフェ・バー「COFK(コーフク) COFFEE&Bar」(大宮区北袋町2)がオープンして1カ月がたった。
埼玉県内に展開する焼肉店「焼肉セナラ」を運営するコーフク(大宮区北袋町2)が初のカフェ事業として4月21日にオープンした同店。肉ソムリエが選んだ肉と埼玉県産の野菜を組み合わせたメニューを中心に、昼間はカフェ、夜はバーとして営業する。
同社飲食部課長の宇佐美一典さんは「近年、焼き肉業界への新規参入増加により牛肉の価格高騰が続いていた」と話す。肉質、味は十分でも焼き肉店として提供できない肉をいかに活用するかが課題だった。一般的なカフェでは仕入れにくい「高品質な」肉を生かしたメニュー展開を強みに「フードロス削減によるSDGsへの貢献」「お客さまに気軽においしい肉を楽しんでもらう地域貢献」を掲げ、カフェ業界への参入を決意したという。
店内はテーブル席、カウンター席、ソファ席、テラス席などを用意し、「お客さまがゆったり食事やカフェ時間を楽しめる空間を大前提にデザインした」と宇佐美さん。ピンク色のタペストリーが目を引くことから、「お客さまに『ピンクのカフェ』として覚えていただいている」と笑顔を見せる。
お薦めランチメニューの「黒毛和牛と野菜のカレーランチ」はスパイスの調合から店内で仕込む。「ピリ辛の自家製韓国風ソースが特に女性に人気」という「韓国風ハンバーグプレートランチ」(以上1,280円)には、肉ソムリエが選んだ黒毛和牛を使う。手作りにこだわり、ハンバーグは「毎日大量に仕込んでも追いつかない状況」と宇佐美さん。
毎朝店内で焼き上げる「手作りふんわりシフォンと焼きバナナ」(580円)も人気。そのほか、自家製キムチ(380円)、3種のソースの海鮮チヂミ(880円)、朝鮮半島の伝統的な醸造酒マッコリを非加熱の状態で提供する「やかんDEマッコリ」(1,580円)など、韓国朝鮮料理も幅広く用意する。
宇佐美さんは「オープンしてまだ間もないが週に何度も来店してくださる方や、結婚式の二次会に利用したいなど、ありがたい声を頂いている」と話す。「今後はホテルシェフとコラボした新しい韓国料理や昔ながらの韓国料理を展開するなど、『韓国バル』として進化していきたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~22時(ランチは15時まで)。