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さいたま市にドイツ製法のハム・ソーセージ店 ビールやワイン販売も

「オクダハム」の明るい店内

「オクダハム」の明るい店内

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 ドイツ製法のハム・ソーセージ店「okuda.hamu(オクダハム)」(さいたま市見沼区大和田町1)がオープンして2カ月がたった。

豊富な品ぞろえ

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 ドイツ製法のハム・ソーセージ店や日本式製法のハム・ソーセージ店など数々の現場で修業をしてきた店主の奥田聡さんがオープンした同店。

 奥田さんは「日本の材料を使い、習得してきたドイツ製法の技術や知識を生かしながら、ハムやソーセージになるよう商品として形にするのはとても難しい」と話す。「国産豚肉、ドイツ産の塩と、香辛料など個性の強い食材のバランスをどのように取って味を完成させるかが肝。それでもドイツ製法を選んだのは、(ドイツ製法で作られた)ウインナーのおいしさに感動したから」とも。

 商品の9割はオクダハムの自社製品。豚を奥田さんが1頭買いで仕入れ、店で各部位に処理してハムやソーセージに加工する。ヒレの部位の新鮮な精肉を販売することもあるという。奥田さんは「ご家庭でヒレカツにして食べてほしい」とほほ笑む。

 料理の得意なスタッフに意見を聞き、アイデアを取り入れながら商品作りや品ぞろえを行う。店には奥田さんお薦めのハム・ソーセージに合う食品や、ドイツビール、ドイツワイン、イタリア産の生ハムなども並ぶ。

 スタッフのお薦めはベーコン(100グラム=800円)「厚めに切って焼き、そのままでもパスタやポトフ、スープストックにしても」という。ミュンヘナーヴァイスブルスト(100グラム=470円)は「ゆでて皮をむくとふわふわ。ハニーマスタードをつけると食べやすく子ども達も大好き」とも。レバーヴルスト(100グラム=500円)、あらびきウインナー(100グラム=450円)、ハーブ入りウインナー(100グラム=470円)、チーズ入りウインナー(100グラム=500円)などもそろえる。

 地元在住という女性客の一人は「チーズ入りウインナーが気に入っている。レバーヴルストはなめらかで、スライスしたバゲットに塗って食べると幸せ。添加物や塩分も控えめだが、お酒の好きな夫も、お酒の飲めない私も小学生の息子も皆安心して食べられるのでファンになった」と話す。

 奥田さんは「食べておいしく、子どもたちや家族みんなで喜んでくれる商品を作っていきたい。うちのハム・ソーセージを食べて感動していただけたら、これほどうれしいことはない」と話す。

 営業時間は10時~18時。月曜定休。

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