大宮の「UP COFFEE(アップ コーヒー)」(さいたま市大宮区吉敷町2)が8月15日で3周年を迎える。
店主の溝口奈々さんが有名コーヒーチェーン店に14年間勤務した後、自身の育児経験を生かして子連れ客が安心できる空間を目指し、2020年にオープンした同店。授乳室やおむつ替え用ベッドを備え、お絵描きが楽しめるキッズスペースも設けている。通常メニューはエスプレッソ系ドリンクのほか、卵・乳製品を使わず植物性原料のみで作るビーガンスイーツを中心に提供する。
3周年の記念メニューとして、8月1日からは水出しコーヒーをベースにした「コールドブリューレモネード」(650円)を、11日からはトマトやほうれん草、ニンジンやジャガイモなどを使った「夏野菜マリネの米粉マフィン」(500円)を販売する。溝口さんは「米粉マフィンは、育児中のスタッフが自らの経験を元に考えたメニュー。幼い子連れでの外食は、子どもが食べられるものを優先したり、栄養バランスに悩んだりすることも多い。『お母さんに安心と元気を与えたい』という当店本来の思いに立ち返り、6種類の野菜をふんだんに使いつつ、親子ともに満足できる味わいに仕上げた」とほほ笑む。「野菜は子どもの一口サイズの大きさにするなど、親子でシェアしやすい工夫も。テイクアウトもできるので、家でのおやつや食事としても活用してほしい」とも。
8月5日からは、開店当初からの定番メニュー「ザクザクオートミールクッキー」や、過去に期間限定で提供したクッキー2種など計7種類を詰め合わせた「UP COFFEE3周年クッキー缶」(3,500円)を200缶限定で販売する。溝口さんは「当店がオープンしたのはコロナ禍の真っ最中だったが、ようやく人と会いやすくなる夏を迎えた。久々に顔を合わせる人々が、このクッキー缶を笑顔で囲むのをイメージしながら、子どもから大人まで一緒に楽しめるラインアップを考えた」と話す。
「当店で過ごす時間だけではなく、帰宅後の暮らしまで楽しく豊かになるきっかけを提案したいというのが、この3年間の変わらぬ思い。これからは新たな人々とのつながりを積極的に広げて、さらに幅広いライフスタイル提案をしていきたい」と溝口さんは意気込む。
営業時間は9時~17時。