落語イベント「落語×ごはん」が10月11日、コスモスクエア(さいたま市北区土呂町2)6階で行われる。主催はキッチン&コワーキングスペース「TOROto」(TEL 048-729-5848)。
土呂駅から徒歩1分の場所にあるキッチン併設の同コワーキングスペースでは、定期的に「くらしの保健室」「無料塾あすとろ」「土呂こども食堂」を行うほか、単発で「チェアヨガ」「母めし料理教室」「手前みそ教室」「麹(こうじ)ワークショップ」「津軽三味線演奏会」「ギターとマンドリンの演奏会」など、さまざまな催しを開いている。地域のさまざまな世代の参加がある中、「いろいろな人が楽しめるような何か新しいイベントを」と検討する中で、落語ファンのスタッフが「落語を聞きたい」と今回の企画を提案したという。そのスタッフの「推し」落語家が三遊亭わん丈さんだったことから、「ダメ元」で出演を依頼したところ快諾してもらったという。
三遊亭わん丈さんは古典から自作まで幅広いネタを持ち、古典や上方落語の再編、コロナ禍中に研究した「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」通し公演なども行う。落語になじみのない人にも落語を楽しんでもらえるような活動も行っている。わん丈さんを推薦したスタッフは「わん丈さんは40歳の若手落語家でありながら昔ながらの色気もあり、現代の感性も持ち合わせたすてきな落語家。ぜひ実際の落語を聞きに来てほしい」と呼びかける。
コワーキングスペースに併設するキッチンでは、管理栄養士が栄養バランスを考え、旬の食材を使った「母めし弁当」を提供し、地域の子育て中の女性や高齢者に好評という。今回のイベントでも同弁当を提供。希望者は、同ビルの4階にある同スペースで食べることも可能(要予約)。
イベント担当の島野真帆さんは「近所で落語を気軽に楽しめるような会になれば。終わった後には弁当を食べながら、ひとときを過ごしてもらえたら」と来場を呼びかける。
9時30分開場、10時開演(12時終演)。定員50人。申し込みはLINEで受け付ける。