大宮東口の焼き鳥店「新鶏(にかけ)」(さいたま市大宮区宮町1、TEL 050-3177-2842)が、10月31日で3周年を迎える。
107歳の常連客も。ビールと日本酒1合を飲み、白飯と焼鳥5本を完食していくという。
大手印刷会社に勤務していたという店主の新井輝久さんは、職場の先輩に誘われた都内の焼き鳥店のおいしさに衝撃を受け30歳で退職。その焼き鳥店で修業後、他店での店長経験などを経て、コロナ禍の2020年に同店をオープンした。
新井さんは「30歳まで料理をほとんどしたことがなかったが、修業期間を経て店を任されるまでのポジションになり、3年前に完全独立して店を出し、今年7月には法人化することもできた。3周年記念イベントも企画したので、ぜひ立ち寄ってもらえれば」と話す。
会社名とした「株式会社鳥酒(とりしゅ)」は、こわだりの鶏とそれに合う飲み物が加わることで店としての魅力が増し、「鳥」と「酒」で素敵なひとときを過ごしてほしいとの思いから名付けたという。今でも新井さん自ら養鶏場に出向いて味はもちろん生産者の話を聞いて仕入れて焼き鳥にしている。
「店名の『新鶏』は、常に新しい鶏を追い求め、新たな取り組みをしていきたいという思いで名付けた。この3年間、さまざまな種類の地鶏を使ったり、外国産の備長炭を使ったりするなどして新しい取り組みも行ってきた。法人化したのは、スタッフがより安定して働け、店舗展開も視野に入れるため。今後は、外国人の社員雇用や海外出店へ向けての視察などにも取り組んでいきたい」と展望も話す。
メニューは、「新鶏コース」(3,300円)、「輝コース」(5,500円)、「地鶏コース」(1万1,000円~、要予約)など。3周年記念で10月30日~11月5日、限定メニュー(1万円)を用意。食事に加えて限定酒・プレミアム酒を含めたドリンク飲み放題で提供する。2時間制。
営業時間は17時~22時(3周年記念イベント中は16時~21時)。日曜定休。