ひな人形の原型と伝わる「棧俵(さんだわら)」を流す行事「2024人形のまち岩槻流しびな」が3月3日、岩槻城址公園(さいたま市岩槻区太田)の菖蒲池周辺で行われる。
1987(昭和62)年年から開催されている同イベント。子どもたちの無病息災を託す伝統行事「流しびな」は、ひな祭りのルーツともいわれている。当日は、幼稚園児の鼓笛隊演奏や一般参加者による流しびななどのイベントを予定する。
岩槻人形協同組合の戸塚大介さんは「子どもたちの健やかな成長と幸せを祈り、季節の変わり目の節句という行事の中で受け継がれてきた。この催事を通して、節句の振興と伝統文化の継承、地域のにぎわいの創出などの発展に寄与していきたい。流しびなの体験もできるので、ぜひ家族でお越しいただければ」と呼びかける。
開催時間は10時~14時。雨天決行。