リアルタイムにアーティストが作品を描くライブペイント祭りが3月10日、大宮駅東口徒歩1分の私道(さいたま市大宮区大門町1)で開催するアートマーケット「画家の小道」で行われる。
毎月第3日曜日に開催している週末アートマーケット「画家の小道」は、さまざまなジャンルの画家やイラストレーター、作品と気軽に触れ合うことができるイベント。今回は初の試みである「ライブペイント祭り」を企画した。事前に募集した約20人のアーティストがパフォーマンスを行う。
「画家の小道」は、大宮在住でアート好きのシャドーさんがパリのモンマルトルにある「画家の広場」を模して企画。大宮駅近くの不法投棄された自転車であふれていた私道に目を付け、土地の所有者へ相談。2014(平成26)年に初めてのマーケットを行った。マーケットにはその日に集まったアーティストが、無料で出店することができる。2018(平成30)年から参加し、ホームページの作成やSNS発信を行っていた画家、スプレーアート作家の柿境泰輝(かきざかいやすあき)さんが2019年に会長を引き継ぎ、イベントも主催している。
柿境さんは「フランスに限らず、アジアでもヨーロッパでも生活に絵を取り入れてインテリアの質を上げる国は多い。日本では美術館でお金を払って見るだけのものと思われがちだったが、もっと身近で生活を彩るものだという認識が広がりつつあると感じる。その出会いのきっかけを作りたいとマーケットを続けている。本業であるスプレーアートのライブペイントを他の場所のイベントで行ったこともあり、画家の小道でも開きたいと思っていた。大宮駅東口からすぐの好立地であるにもかかわらず、いまだに地元の人から「(マーケットの存在を)知らなかった」という声をよく聞く。イベントに足を運んで多くのアーティストと作品を知ってもらえたら」と呼びかける。
開催時間は11時~16時。雨天延期。