レストラン「アジネロ」(さいたま市大宮区宮町2、TEL 048-644-1985)が8月29日、大宮駅東口徒歩7分ほどの場所にオープンした。
店名のアジネロは「ロバ」を意味するイタリア語。同店シェフの伊澤和正さんは「ロバは間抜けな印象もある動物だが、人間味があって緩さと余裕もあり、同時に頑固な性格の動物でもあるので、ワインと料理の軸をぶれずにやっていくという意味がある」と話す。
同店は、隣の魚料理の居酒屋「二つめ」の系列店。伊澤さんは軽井沢や東京都内やさいたま市内の飲食店で働いた後、客として「二つめ」に通ってオーナーの松永貴志さんと知り合い、開店に至った。席数はカウンター8席。現在は1階店舗のみ営業しているが、今後は2階を改装して3号店目として「立ち呑みふたつめ」にする予定があるという。
伊澤さんは「もともと軽井沢のフレンチ『シェ草間』から飲食キャリアが始まりフランス料理とワインのペアリングの楽しさと深さを知った。いつかは自分の店を出したいと思っていたが、なかなか物件に巡り合わないときに松永さんと知り合い、隣の建物で店を開くことになった。ワインに合うさまざまな料理を用意している。ぜひ一度立ち寄っていただければ」と話す。
メニューは、茶葉サラダ(1,200円)、かすみ鴨胸肉のロースト(2,800円)、香港風具なし焼きそば(800円)など。ワインは全てナチュラルワインを用意。「クラシカルなものより個性の強いワインだが飲み心地が良くワインに馴染みのないお客様でも楽しんで頂けるよう料理との相性を考えて提供している」という。
営業時間は18時~22時(10月以降は17時30分~23時、最終的には17時~23時の予定)。木曜定休。