女子硬式野球チーム「ZENKO BEAMS(ゼンコービームス)」が11月3日、「リポビタン杯争奪プレミアヴィーナスリーグ」で初優勝を決めた。
女子硬式野球チーム「ZENKO BEAMS(ゼンコービームス)」
ゼンコーグループ(本部=さいたま市大宮区)が運営し、創部9年目となる同チーム。選手は同社の正社員で、イベントの企画推進から警備・スタッフ業務、行政書士法人の補助業務、一般業務までを行い、仕事を終えた後、室内練習場に移動して練習する。同チームでは海外交流も積極的に行っており、2年前には豪州に2人の選手が野球留学した。
ヴィーナスリーグは、女子硬式野球の発展を目的に関東地区にある4つの高校で2002(平成14)年に初めてリーグ戦を行い、2005(平成17)年「関東女子硬式野球連盟」を発足した。今年のリーグ戦は4月13日に開幕し、12チームで優勝を争った。
ゼンコービームスは、11月3日の尚美学園大学との試合で、延長8回タイブレークの末に4対3でサヨナラ勝ちして、28勝3敗1分けで勝ち点85になり、16日のエイジェック女子硬式野球部との最終戦を待たずに優勝を決めた。同チームは、2位の埼玉西武ライオンズ・レディースに1勝2敗、3位の読売ジャイアンツ女子チームに3勝0敗だった。
ゼンコーの海野弘幸CEOは「徹底的に相手チームを分析するなど、企業チームらしい運営が優勝につながった。ゼンコービームスは、野球一流・仕事一流・人間一流を目指す。来年創部10年を迎えるが、引退した後も会社に残る選手が多い」と話す。「クラブチームとは違った魅力が企業チームにはたくさんある」とも。