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与野公園がリニューアル バラ園を眺めるテラスやベーカリーカフェも

ベーカリーカフェの店内

ベーカリーカフェの店内

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 与野公園(さいたま市中央区本町西1)が4月1日にリニューアルオープンし、5日に再整備完成記念式典が行われた。

「ばらテラス」からの眺め

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 同園は1877(明治10)年に開園。1977(昭和52)年にバラ園を開園し、市民に「ばら公園」と呼ばれ親しまれてきた。毎年5月に行う「ばら祭り」には、多くの客が訪れる。園内には約300本のソメイヨシノが植えられており、桜の季節には桜を見に来る人も多い。

 施設の老朽化などにより、2023年1月から、民間企業との連携によって財政負担を減らす「Park-PFI(公募設置管理制度)」を活用し、大和リースグループを指定管理者として再整備を進めてきた。

 今回リニューアルしたのは「南園」の部分で、バラ園を見下ろす「ばらテラス」を設け、ベーカリーカフェを開店した。ばらテラスでは、4月上旬は桜、4月下旬から6月にかけては約200種3000株のバラを楽しめる。テラスの南側の「あそびのひろば」には、オリジナル遊具を新設。駐車場の台数は以前の18台から53台に増やした。

 ベーカリーカフェ「PARC de VAGUE(パルク・ドゥ・ベーグ)与野公園店」は、ホームセンターなどでベーカリー「ブーランジェベーグ」を展開するアクアが、初の路面店としてオープン。店内のほか、店舗外のテラス席や園内でも食べることができる。

 パンには北海道産小麦を100%使い、全て店内で焼き上げている。一番人気は、北海道産の発酵バターを使った「発酵バター香るクロワッサン」(270円)。与野公園にちなんだ店舗限定商品として、バラの形のスコーン(270円)やローズブレッド(248円)なども販売する。

 安達智和店長は「オープン以降、連日行列ができるほどの人気でありがたい。平日で1500個、休日は2000個以上のパンを店内で焼いている。クロワッサンはサクサクの食感を出すため、材料と製法を工夫している」と話す。

 家族で訪れたさいたま市中央区の木村和貴さんは「近所に住んでおり、ベーカリーカフェの開店を楽しみにしていた。与野にちなんだバラのコラーゲンソーダやローズブレッドなどを買ってみた。明太子を使ったパンのラインアップが充実していてうれしい」と話していた。

 公園駐車場の利用可能時間は9時~19時。ベーカリーカフェの営業時間は7時~18時。

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