さいたま市消防出初め式が1月10日、大宮消防署訓練場(大宮区天沼町1)で行われ、恒例の消防部隊訓練、はしご乗り、一斉放水などに市民は歓声や拍手で盛り上がった。
同市清水勇人市長の訓示をはじめとする式典が分刻みのスケジュールで執り行われた後、訓練、演技と続いた。
消防部隊訓練では、緊迫し騒然とした本番さながらの様子に大きな歓声が上がった。大宮区から3歳の長男と来た赤羽恵理さんは「子どもが1歳の時から毎年来ている。息子は消防車両の中に入れるのが楽しいようだが、自分はやはり訓練が一番面白い。特にヘリコプターの訓練が興奮する。風とホコリを感じるのがいい」と笑顔で話していた。
出初め式の定番「はしご乗り」では、大宮とび職組合、浦和とび組合、与野とび組合などが参加。2つのはしごで、身軽な技を披露した。
訓練のトリの「一斉放水」は合併記念見沼公園方面に向けて行われ、約40秒間のダイナミックな放水に歓声が上がった。大宮区在住の女性は「88歳で初めて来たが迫力にびっくりした。来て良かった」とほほ笑んでいた。