聖学院大学(埼玉県上尾市戸崎1)で6月11日、「ほたる祭り」が開催される。
同大学では、大学周辺に1960年代まで生息し身近に親しまれていたホタルの再生に取り組んでいる。「ホタル委員会」を発足し、2004年にはビオトープ「ひかりのせせらぎ」を完成。年間を通じてホタルの飼育を含め、ビオトープの環境の維持をしている。
「ほたる祭り」は今年で13回目。昨年は約500人の来場者がホタルの淡い光を楽しんだ。実行委員会代表で児童学科2年の清水優芽さんは「地域のイベントとして定着している。毎年楽しみに来てくれる人も多い」と話す。「ゲンジボタルが生息し、数は年によって違うが、今年は20匹ほどいるのではないか」とも。
鑑賞会の前には、スタンプラリーやビンゴ、アカペラ部のライブや、やきそばやジュースの販売もある。「子ども広場」では、わなげやさかなつり、ボーリングゲームに無料で参加できる。
清水さんは「当初は、ホタルの観賞がメインだったが、最近は、地域の方々のとの交流にも力を入れている。子ども向けのイベントも用意している。ぜひ家族でホタルを見に来ていただければ」と呼び掛ける
イベントは16時~。ホタル観賞会は19時30分~20時30分。駐車場はないので、自転車もしくは公共の交通機関での来場をすすめている。