さいたま市見沼区内にあるパン店「パンドママン」(見沼区東大宮6、TEL 048-699-1551)が11月7日、3カ月ぶりに営業を再開した。
東大宮駅東口より徒歩10分の住宅街にある同店。無農薬小麦、自家製天然酵母を使い、餡(あん)やクリームも手作りするなど素材にこだわったパンをそろえる。
店主の山田久美さんは「家の事情でお休みしていた。その間に新商品のアイデアを試行錯誤した。新商品の『りんごの自家製酵母の食パン』は低温長時間でじっくり発酵させた酵母を使い、砂糖が入っていないのに、リンゴのおかげでほんのり甘みがある」と話す。
「抹茶豆パン」「玄米塩バターロール」「ごまパン」などの新商品をはじめ、「かぼ抹茶あん」「チョコマーブル」など常時約30種類のパンを用意。イートインスペースも数席あり、コーヒー、紅茶を提供する。
「この近くにはパン屋が少ないので、いつから再開するのかなと前を通る度に気にしていた」と近所の常連の女性。指扇から訪れた女性は「バゲットは必ず買う。ふわふわしっとりしたパンも大好きで、いろいろな生地が楽しめるのがいい。再開してうれしい」と話していた。
山田さんは「あまり広く知らせずに営業を再開したので、3人くらいお客さんがくればいいかなと思っていたら、思いがけずたくさんの人がきてくれ感激した。これからも素材にこだわり、お客さまに求められるパンを作っていきたい」と柔らかい笑顔で力強く語った。
営業は月曜のみで、営業時間は11時~15時。パン教室も開いている。次回は2017年4月から新コースを予定し、1月から体験教室を開く。