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造幣さいたま博物館が開館2カ月 工場見学や珍しい貨幣・勲章の展示も

造幣さいたま博物館の見どころの一つ「縮彫機(しゅくちょうき)」

造幣さいたま博物館の見どころの一つ「縮彫機(しゅくちょうき)」

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 さいたま市大宮区に「造幣さいたま博物館」(大宮区北袋町1、TEL 048-645-5899)がオープンして約2カ月がたった。

コインを入れると健康度をチェックし、“しんだん書”をくれる「コイン君」

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 東京都内にあった造幣局東京支局が移転し、さいたま支局になった10月3日にオープンした同館。約1000点の展示物がある博物館と、貨幣や勲章を製造する工場を併設する。総務課の鳥井和美さんによると、1日約100人の入館者があり、「1日で見きれなかったから」と、何度も訪れる人もいるという。

 展示物は、江戸時代の金貨、1964(昭和39)年の東京オリンピック入賞メダル、七宝焼きで作られた文化勲章など。貨幣に模様をつけるための型を作る機械「縮彫機(しゅくちょうき)」も展示する。このほか、自分の硬貨を入れると重さや厚さから硬貨の健康度を診断する「コイン君」や、「千両箱」に触れられるコーナーも設ける。

 同館ガイドの森春見さんは「毎日いろいろな人が見学に来るのでガイドも楽しい。自分で調べて、知識を増やしている」と話し、勲章が展示してあるコーナーでは、見学者に「ノーベル賞の受賞式で大隅良典さんが着けていた勲章と同じものがこの文化勲章です」と説明していた。

 工場見学はガラス張りになっている通路から自由に見学でき、特殊技術で仕上げたプルーフ貨幣や勲章の製造工程を学ぶことができる。

 開館時間は9時~16時30分(入館は16時まで)、土曜・祝日・年末年始は休館。入館無料。ガイドツアーは10時、14時の1日2回。見学日の2カ月前から10日前までに電話で申し込む。

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