大宮ソニックシティ(さいたま市大宮区桜木町1)で2月21日、シンポジウム「論語と算盤(そろばん)とCSRの壁」を開催する。主催はCSR協会。
地元に愛される企業作りをテーマに、セミナーや研修を行っている同協会。同協会代表理事の松村圭祐さんは「『日本資本主義の父』とも呼ばれる渋沢栄一さんの出生地である埼玉県では、渋沢栄一賞や、さいたま市CSR認証制度などを設け、CSR推進都市として企業のCSRを推進している。渋沢氏の著書、『論語と算盤』」は経営者を中心に現代も読み継がれている」と話す。
当日は、ゲストの養老孟司さんが基調講演を行った後、渋沢栄一史料館・館長の井上潤さん、東洋経済新報社の岸本吉浩さん、CSR協会代表理事の松村圭祐さんの4人でシンポジウムを行う。
会場では、表紙が白色、裏が黒色のパンフレットを配布し、会場の参加者とリアルタイムにアンケートを行いながらトークを進める。
松村さんは、「地元に愛される企業や活気のある企業、100年愛される企業には共通点がある。社員離れ、離職率、顧客離れの多い企業にもまた共通点がある。より良い企業創りは、より良い社会作りにつながる」と話す。「社員に、顧客に、社会に愛される企業創りの鍵はCSRにある。今一度経営を考える、自分の働き方を考えるきっかけにご参加いただければ」と呼び掛ける。
13時30分開演。一般5,000円、学生3,000円。懇親会5,000円。