さいたま市中央区与野体育館(さいたま市中央区下落合5)で1月22日、「第1回さいたま市さいかつぼーる親善大会」が開催された。主催はさいたま市スポーツ推進委員連絡協議会。
さいかつぼーるは、「フラバール」というボールを使った同名の競技を基に、2008年に埼葛(さいかつ)地区と呼ばれていた埼玉県東部および利根地域の一部で考案された新しいスポーツ。
バドミントンコートを使い、5人1チームを組んで対戦。バレーボールに似たルールで、相手チームからのボールはワンバウンドしてから受けなければいけないのがポイント。厚手のビニールでできたボールは長径43センチメートル。球ではなく不安定な形をしているため予想外の方向に飛ぶ。
同団体は、子どもでも大人でもできる新しいスポーツとして2013年に同スポーツの推進を始めた。スポーツをしていない人に広め、健康増進に役立ててもらう狙いも。同団体副会長の山崎雄二さんは「地域の活性化にもつながる。今日も初心者が多いが、すぐにプレーできる。うまい下手なく、みんなで楽しくやれるのがいい」と笑顔で話す。
この日は10歳から71歳まで171人が6つのブロックに分かれて競った。南区大谷口小学校5年の齋藤真輝斗さんは「強く打ちすぎてボールが思わぬ方向にいってしまった」と悔しがり、その友達の同6年野木滉太さんは「ボールは卵みたいで思ったより重い。油断しないようにしたい」と次の試合に臨んでいた。