大宮駅東口駅前のロータリーに4月23日、おもてなし共有施設「OM TERRACE(OMテラス)」(さいたま市大宮区大門町1)が完成した。運営は、さいたま市役所の大宮駅東口まちづくり事務所。
1階には、男子トイレ(小5基、大1基)、女子トイレ(3基)、みんなのトイレ(1基)と、コミュニティーサイクル駐輪場24台があり、2階には約150平米の屋上テラスを用意。NTT東日本埼玉事業部がさいたま市と連携して、公衆無線LANサービス「OM TERRACE Free Wi-Fi」の提供も合わせて開始する。
設計を担当した、2017年4月に産官学民連携のために作られた大宮まちづくり組織の一般社団法人アーバンデザインセンター大宮の副センター長である、東京藝術大学建築科准教授の藤村龍至さんは「当初はトイレのみ作る構想だったが、より多くの観光客や来街者に集ってもらえるよう、2階建てにしてテラスを用意した。今後はテラスを使ってプロジェクションマッピングなどのイベントも行っていく予定。大宮駅東口は再開発を控えており、大宮らしいまちづくりの一つになれば」と話す。
さいたま市役所の大宮駅東口まちづくり事務所の小林功さんは「さいたま市内で開催される世界盆栽大会の前にオープンとなった。オリンピックも控えており、海外からの訪れる人を公共施設としてもおもてなしできれば」と話す。