さいたま市立大宮東中学校(大宮区堀の内町1)で6月30日、スマホ・携帯安全教室が行われた。
講座後の質疑応答では複数の生徒からの質問があった(関連画像)
スマホや携帯にまつわるトラブルなどが学校でも問題になっていることから、さいたま市では児童・生徒へのスマホや携帯の使い方に関する指導を、各小中学校を通じて行っている。
同中学校では、数年前から年1回、スマホや携帯の使い方の講座を行っている。この日は、「KDDIスマホ・ケータイ安全教室認定講師」の神川雄二さんが「スマホ・携帯を利用する際のマナー」「覚えておきたいトラブルやリスク」をスライドや具体的なトラブルをストーリにした映像とともに説明。全校生徒約430人、教職員約30人が熱心に耳を傾けた。
講座を聞いた3年生の男子生徒は「まだ持ってはいないが、そのうち欲しいとは思っている。一歩間違えると人生に関わることがあると知り、一つ一つの自分の行動や操作に気を付けて使いたいと思う」と話した。別の3年男子生徒も「高校になったら買ってもらう予定になっている。今日学んだことを生かして使い方に注意したい」と気を引き締めていた。
講師の神川さんは「文字のコミュニケーションは気を付けないと相手に間違って伝わることも多い。実際の事件の例などはややショッキングかもしれないが、そういうことが実際に起こっていることを知り、危険性を理解した上で正しく使ってもらいたい」と話す。
鏑木隆校長は「現代の生活スタイルでスマホや携帯電話の利用は、禁止することは難しい。道具に使われずに賢く使うように教えることが大事。教員も普段から折に触れて説明しているが、外部のプロの方の言葉には重みがあり、生徒たちにしっかり届いたと思う」と話す。