さいたま市岩槻区の岩槻城址公園(さいたま市岩槻区太田3)内の人形塚および黒門周辺で11月3日、人形供養祭が行われる。主催は岩槻人形協同組合(TEL 048-757-8881)
古くなって飾らなくなったり、壊れてしまったりした人形を僧侶の読経の下、参加者が焼香し、冥福を祈る同イベント。ひな人形の生産などで「人形のまち」として有名な岩槻で50年以上続く伝統行事となっている。
供養できるものは、ひな人形(道具類を含む)・五月人形(よろい、かぶとを含む)などの日本人形のほか、こいのぼり、羽子板、破魔矢、こけし、西洋人形、ぬいぐるみ。受付不可はガラスケース、鉄製のひな壇、陶器製の人形、だるまなど。
人形供養祭実行委員長の中島勇治さんは「お客さまの中には、本当にお人形を愛していている人もいて、別れを惜しみ、供養の後には晴れ晴れと満足したお顔で帰っていかれる。大事にしてきた人形があればお持ちいただければ」と呼び掛ける。
10時受付開始、11時から供養式典。供養料は1人3,000円程度。雨天決行。当日の持ち込みのほか、年間を通して事前の受け付けも行っている。