さいたま市内で11月12日、「第3回さいたま国際マラソン」が開催された。
東京2020オリンピック日本代表選手選考競技会も兼ねた同大会に、一般参加も含め1万6000人がエントリーし、秋晴れの中、ランナーも観衆も大いに盛り上がりを見せた。
昨年同様さいたま新都心のスーパーアリーナを起点に、与野、北浦和、駒場を通り、浦和美園の埼玉スタジアムを経て、越谷市神明町で折り返すコースで競われた。
同日行われた代表チャレンジャーの部、一般フルマラソンの部は多くの観客が見守る中、9時過ぎにスタート。ケニアからの招待選手ケニアチェイエチ・ダニエル選手が2時間28分39秒でゴールテープを切った。日本人では岩出玲亜選手の2時間31分10秒で5位が最高。
一般フルマラソンの部に参加した中央区の竹之内節子さんは「結婚10年目の機会に夫婦と共通の友人3人で人生初めてのフルマラソンにチャレンジした。途中苦しい場面もあったけれど、たくさんの友達や家族が応援してくれたことが大きな力となって、3人とも無事に完走できた。とても良い記念となった」と笑顔で振り返った。
同じく一般フルマラソンの部に参加した大宮区の野口孝行さんは「昨年に続き参加した。アップダウンが大変なコースだが、地元なので友達が通っていた中学校など懐かしい場所なども通りながら天気の良い中楽しく走れた。体重が少し減って体が軽くなったことで昨年から57分もタイムを短縮できたのでとてもうれしい。来年は3時間台を目指したい」と早くも来年への意気込みを見せた。
前日の11日にはファンラン部門8キロメートルの部、車いすの部、親子ランの部などがある駒場ファンランの部が浦和区の駒場スタジアムで行われ、約4000人の参加者が楽しみながら走った。