さいたま市内を着物で散歩する「第1回 さいたま着物さんぽ」が11月26日、大宮の武蔵一宮 氷川神社かいわいで開催される。
着物関連の仕事に長年携わり、男性の着物についての情報発信をしているさいたま市大宮区の高野裕樹さんらが、「日常で着る機会が1日でも増えれば、市内に着姿が増え、着ることにも慣れてくる。しかもみんなで着て街歩きをしたら楽しい」と企画した同イベント。
年間300日は着物で過ごすという高野さんは「着物と洋服では日常の動作も変わってくるので、脳に新しい刺激を与えると思う。いろいろな着方ができ、アイテムでいろいろ楽しめ、畳めば真っ平で場所も取らない。通気性もあり、襟元や袖口を閉ざせば温かい。良い意味で『目立つ』ファッション。人の視線は色気の肥やし」と着物の魅力を話す。
「着物はハレの日のものだけではなく、本来は普段の日常生活でも『着る物』であるはず。着物も価格が高いものばかりではないし、素材も絹、綿、ウール、化学繊維が入っているものなど、用途によっていろいろある。『こうでなければいけない』とこだわらず、寒ければ寒いなりに、足元も近所に買い物に行くなら靴下にサンダルだっていい」とも。
14時に氷川神社二の鳥居集合。15時にお太鼓橋で写真撮影し、16時に氷川ブリュワリーでビールを楽しむ。希望者は12時から清水園でランチを食べる。
高野さんは「ご都合の合う時間から着物で参加してくれたらうれしい。『散歩』なので気楽に来ていただけたら」と呼び掛ける。
参加無料。飲食は各自負担。ランチ希望者のみフェイスブックページで事前申し込みが必要。