電車おもちゃで、駅と路線を忠実に再現しネットで発表している松岡純正さんが大宮駅を再現したレイアウトが話題となっている。
山手線、大阪環状線、千葉駅、北千住駅などを再現しSNSで発表するたび話題になっている松岡さんのレイアウト。松岡さんは「最初に作ったのは、地下化される前の地上駅の時の京王線調布駅。これが少し話題になったので、シリーズ化したら面白いかなと思って始めた。大宮駅は72個目」と話す。
作業場所は自宅で、大宮駅再現レイアウトの大きさは2.6メートル×4.5メートル。制作日数3日間のうち2日間で組み立て、写真撮影と車両の運転を行い、3日目に動画の制作をした。松岡さんは「グーグルマップで俯瞰(ふかん)し、配線図を書き、駅や線路の配置や動画の構成などを考える準備期間を入れると全部で1週間かかった」と話す。準備から組み立てまで1人で行ったという。
松岡さんは「大宮駅は新幹線の駅の下にニューシャトルの駅、地下に埼京線の駅があるという立体構造があり、宇都宮線、高崎線の分岐駅で、大宮総合車両センターや大宮電車区があるので、分岐レールと敷地面積をかなり使うところが大変なところ」と話す。多く使ったパーツは、地下レールと高架駅セットでそれぞれ12個と6セット使い「ほかの再現レイアウトと比べて費用もかかった」とも。
松岡さんはさいたま市在住。地域の住民になじみ深い「大栄橋」も緑色のアーチ橋とミニカーの道路を使って再現。橋の上で渋滞にはまる様子を再現した動画も制作した。
同駅を再現しようと思った理由については、「そこに大宮駅があるから」と松岡さん。今後は「新幹線全駅再現とか、東京メトロ全線再現とかできたら面白そう」とも。大宮駅レイアウトはその後片付けたため現存していないが、今までに再現したレイアウトを含め、ツイッターやブログで写真や動画を見ることができる。