リリース発行企業:国立大学法人岡山大学
2024(令和6)年 12月 23日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は2024年10月26日、「第3回プロジェクトマネジメント(PM)基礎研修」(PM基礎研修Day3)を津島キャンパスの環境理工棟で講義とグループワーク形式で開催し、総合技術部技術職員19人、総合技術部事務室事務職員2人、研究・イノベーション共創管理統括部研究協力課事務職員2人が参加しました。
本研修は今回も世界最大のプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)の日本における支部であるPMI日本支部(事務局:東京都中央区、端山毅会長)の協力を得て実施。PMの能力を育成し、その能力を自身が有する技術ノウハウと融合することで、「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成(高度化)を進めることなどを目的としています。
3回目となる今回は、PMI日本支部の藤井新吾副会長と組織拡大委員会でPM基礎研修プログラムを担当する石塚幸夫代表、鳥本明男サブリーダーらを講師として、一般社団法人研究基盤協議会が主催する「研究究基盤EXPO」 において総合技術部が担当する「第4回研究基盤協議会シンポジウム」の企画を題材にした第1回の「プロジェクト憲章」、第2回の「マスタースケジュール」等の成果物を基に、プロジェクトの実行プロセスを遂行するために必要な手段、計画と実行プロセスを監視・コントロールする手法について講義を受けた後、5人ずつのグループに分かれ、PMI日本支部アドバイザーの助言を受けながら「リスク管理台帳」と「課題管理台帳」を作成する手法を学習しました。
また、プロジェクトの終結後に他のプロジェクトに活用するためのプロセス資産として、プロジェクト実施を通じて得られた教訓や知識を文書化して記録・保管することやKPT(Keep(成果)、Problem(課題)、Try(改善策))が重要なことも学習しました。
最後に講師から「この研修でプロジェクトマネジメントの概要を学ばれたので、ご提供したワークシート等を使って、ご自分の仕事に活用してください」との助言があった後、研修の締め括りとして総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・上級URAから「この研修で、すぐにプロジェクトマネジメントが使えるようにはならないと思います。またプロジェクトマネジメントは『魔法の杖』でもありません。日々、研鑽をつみながら、最適な使い方を自分自身で体感していくことが大切です。今回、3回の研修を体感して、研修前とは明らかに違った点があると思います。その変化を体感したことを大切に、今後さまざまな場面で育むとともに、技術職員としてのアイデンティティもしっかりと確立していっていただければと思います。そのためのサポートは私たちマネジメント層がしっかりと行っていきます。引き続き、ありたい未来の姿を目指してともに歩んでいきましょう」と、今後の期待も込めてコメントしました。
今回、同研修を受講した感想として、設計製作・社会基盤技術課の山根功技術専門職員からは、「Day3の研修で、リスク管理と課題管理の重要性を改めて認識しました。リスクと課題を明確に区分し、それぞれの特定と対応・準備がプロジェクト成功の鍵になると学びました。また、計3回の研修におけるグループワークでは、他者の視点から新たな発見があり、自分にはなかった着眼点に気付くことができました。今回の研修を通じて得られた知識や視点を今後の業務に生かしていきたいと思います」とのコメントがありました。
岡山大学総合技術部は全学の技術職員の連携を深めるとともに、技術職員のスキルアップを図ることにより、「研究ファースト」を掲げる研究大学:岡山大学の運営に深く関与できるようにしていきます。今後も本学の教育・研究活動などのパートナーとして頼れる技術職員、そして自らの知識と知恵で新しい価値を創造していけるナレッジワーカーとしての技術者となれるようにさまざまな取り組みを戦略的に実施していきます。今後も岡山大学の絶え間ない挑戦とそれを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。
本件は、岡山大学が採択を受けている文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の取り組みのひとつとして実施されました。
なお2025年1月には、今回の基礎研修の修了バッジ認定式を開催する予定となりました。
本件は、2024年12月3日に岡山大学から公開されました。
基礎講義を行うPMI日本支部の藤田講師
基礎講義を行うPMI日本支部の大森講師
PMI日本支部のアドバイザーのもとグループワークを行う参加者ら(1)
PMI日本支部のアドバイザーのもとグループワークを行う参加者ら(2)
グループワークの内容を発表する参加者(1)
グループワークの内容を発表する参加者(2)
プロジェクトマネジメント基礎研修Day3(最終回)の参加者ら
会場となった岡山大学津島キャンパスの環境理工学棟(岡山市北区)
◆参 考
・岡山大学総合技術部
https://techall.okayama-u.ac.jp/
・【岡山大学】岡山大学広報「いちょう並木」Vol.104を発行 ~岡山大学総合技術部 始動~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001868.000072793.html
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・一般社団法人PMI日本支部
https://www.pmi-japan.org/
◆参考情報1
・【岡山大学】「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成プロジェクトを始動 ~プロジェクトマネジメント能力を持つ技術職員の高度化を強化推進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002163.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学総合技術部 & PMI日本支部「プロジェクトマネジメント基礎研修」を開始~技術職員と事務職員を高度化する観点からプロジェクトマネジメントスキルを学ぶ~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002618.000072793.html
◆参考情報2
・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
・岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105発行 ~地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002152.000072793.html
・【岡山大学】現実的な視点でSDGsを活用して事業を推進する手法とその先をどうつかまえるか ~佐藤法仁副理事が「内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム SDGsスタートアップ研究分科会」で講演~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000944.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学におけるERM構築プロジェクトおよびERM組織風土醸成プロジェクトの取り組み報告を公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001386.000072793.html
・【岡山大学 x PMI日本支部】優れた成果等を挙げたプロジェクトを表彰する「PM Award 2024」で岡山大学SDGsイノベーション賞を「PROJECT ATAMI」に授与
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002695.000072793.html
岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)
◆本件お問い合わせ先
岡山大学総合技術部 事務担当
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください
https://techall.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8745、086-251-8746
FAX:086-251-8748
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年12月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002721.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
- 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html