前さいたま観光大使の坂口彩さんなどを中心に、全編にわたってさいたま市内ロケで制作された短編映画「usual colors（ユージュアル　カラーズ）」の無料上映会が2月、大宮盆栽美術館（さいたま市北区土呂町2）で開かれる。

主人公の佐藤珠菜（「usual colors」制作委員会提供）（関連画像）

　同作品は、坂口さんらが中心となって組織された制作委員会が制作した。日本の伝統文化・盆栽をさいたまから世界へ発信することをコンセプトに、ロケ候補地の情報提供をフェイスブックなどで呼び掛け、制作費用の一部をクラウドファンディングによって募るなど、SNSやインターネットを活用して地域で協力の輪を広げながら制作が進められた。

　主演は坂口さんで、活野創さんのほか、戦隊シリーズでかつてヒーローを演じた伊東平山さん、牧野美千子さんなども出演。脚本・監督は冨澤十万喜さんが務めた。

　ストーリーは、一鉢の盆栽を通して描かれる小さな家族の愛の物語。さいたま市を舞台に繰り広げられる「ちょっとシリアスでサスペンスなハートフルストーリー」に仕上げたという。

　同作には、ロケ地として使われた大宮氷川神社の氷川参道、大宮盆栽美術館などのほか、大宮名物のサイダー「大宮盆栽だー！！」や、さいたま市PRキャラクター「つなが竜ヌゥ」のグッズなども小道具としてさりげなく登場する。

　開催日は2月2日・3日、9日・10日・11日で、上映時間は各日13時～、14時～、15時～。各回60席程度で、上映日の9時から同館受け付けで整理券を配布する。