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見沼田んぼ「ヌマーランド」で羊生まれる 芝川土手沿いの散歩も

見沼田んぼで生まれた子羊「モモ」と母親の「メイ」

見沼田んぼで生まれた子羊「モモ」と母親の「メイ」

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 見沼田んぼ地域で飼われている羊が1月27日、赤ちゃんを生んだ。

産まれたばかりの子羊。出産2時間後には歩いていたという。

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 見沼田んぼや芝川周辺に残る自然資産を活用して、「思う存分手仕事と遊びを実現する」ことを趣旨とする地域コミュニティー「ヌマーランド」が2021年に活動を始め、2024年11月から羊2匹を飼っている。

 ヌマーランド村長の岡野友敬さんは「静岡県のお茶農家が飼っていた羊が殺処分されると知り、静岡県まで行って引き取ってきた。6歳の羊がその時に既に妊娠していたようだ」と話す。静岡から引き取った羊は、「メイ」(6歳)、「グミ」(2歳)と名付け、いずれも雌で、生まれた子羊も雌。桃の花が咲く時期に生まれたので、「モモ」と名付けた。

 3匹は芝川土手沿いを1時間ほど散歩する日も多く、散歩している人に声を掛けられることも多いという。

 「畑の草も食べてくれて除草作業にもなる。ヤギも3匹飼っているが、ヤギに比べて食べる草のえり好みがないように思う。見沼田んぼ地域は、大宮・さいたま新都心・浦和からも近く、自然がたくさん残っている地域。担い手が居なくなった田んぼや畑も増えてきており、それらを引き継ぐ形で田畑を借りて米や野菜を作り始めて、今は田んぼ2カ所、畑3カ所で、合計約1町(約1万平方メートル)の広さになる。これからも地域の人たちと一緒に楽しみながら管理運営できれば」と岡野さんは話す。

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