
大宮の「ハンドメイドと雑貨のお店mini*(ミニ)」(さいたま市大宮区大門町3、TEL 048-782-6432)が4月10日で10周年を迎える。
店主の森みささんは大学生の頃から自分の店を持ちたいと考え、アパレル系の会社で働きながらレジンアクセサリー作家として、イベント参加やギャラリーでの個展を開いてきた。地元・大宮で親しんでもらえるハンドメード店を開きたいと、2015(平成27)年4月10日に同店をオープンした。森さんは「今日まで、本当にあっという間の10年だった」と振り返る。
店内の壁を自分で塗り、照明やレイアウトなどを考えながら、少しずつ理想とする店作りを続けてきた。こぢんまりとした店内に、40人以上のハンドメード作家の作品を並べる。
「大宮で長く愛される店へ成長していきたい」とオープン当初、目標にしていた森さん。コロナ禍ではイベントなどを行うことができない難しさもあったが、それをきっかけに通信販売を始めるなど新たな販路を見出す見いだすできた。現在、29棚あるレンタルボックスは空きが出るとすぐに満室になるほど。森さんは「大宮のファッションビルなどから声をかけてもらい、イベントも開催した。最近では推し活をメインとするハンドメード作品を扱うことも増えている。ポップアップをきっかけに店へ興味を持ってくれるお客さまも。これからも長く続けていきたい」と意気込む。
今月25日には、10周年を記念したフェア『mini*フェス10』を始める。店名の「ミニ」にちなみ、1,320円で特別商品を販売するほか、作家の作品を手に入れることができるスペシャルガチャなどを予定する。森さんは「今回のフェアに向けて作家に協力してもらいながら準備を進めてきた。これまでの10年間、作家やお客さまに支えられてここまで続けてこられたと実感している。フェアではお客さまに楽しんでもらい、日頃の感謝の気持ちを伝えられたら」と話す。
営業時間は12時~19時。火曜、第2・4水曜定休。フェアは5月中旬まで。