大宮ソニックシティホール（さいたま市大宮区桜木町1）国際会議室で1月23日、常識破りの事業展開で知られる「スーパーやまと」の小林久社長を招いた講演会と事例発表が開催される。主催はさいたま市で、地域の商店街・商店応援プロジェクトの一環。

　山梨県内で地域スーパーを経営している小林久社長。10年ほど前に先代から赤字経営のスーパーを引き継ぎ、その後、古くから続く商取引や慣習の見直しなどで短期間に業績を回復。店頭での生ゴミや他店の使用済みレジ袋の回収によるポイント付与サービス、学生やビジネスマン向けにボリューム感のある298円弁当や、反対に女性向けにボリュームを半分にした150円弁当などの商品開発で注目を集めた。さらに、スーパーとして中心市街地の空洞化防止を狙った個人商店を支援する事業など、大手企業にはできないユニークなアイデア事業で注目を集めている。

　事例発表では、地域通貨とゆるきゃらで地域をつないだ岩槻区内の事例や、地域の大学と連携したイベントや空き店舗活用を展開する北区の事例などが紹介される。

　開催は14時から。入場は無料だが、事前の申し込みが必要。