カフェ「南風(みなかぜ)」(さいたま市中央区本町西2、TEL 048-764-8850)で2月10日、歌声イベントが行われた。
この日は、男声コーラスグループ「ボニージャックス」が来場し、歌声を披露。懐かしい名曲を10曲歌ったほか、参加者と一緒に合唱もした。
1958年結成の同グループは、リーダーの玉田元康さん、西脇久夫さん、鹿島武臣さん、2003年から大町正人さんに代わり加入した吉田秀行さんの4人がメンバー。童謡、唱歌などを50年以上歌い続けてきた。吉田さん以外は80歳を過ぎているがハリのある声は健在で、歌える曲は5000曲あるという。
声を保つ秘けつについて、4人は「毎日練習を続ければマラソンと同じで声は落ちない。楽しんでやるのがいい」と話す。最高齢の鹿島さんは「椅子の足と同じで、4人でやるのがいいバランス。やりたくてやったことが、ここまで続いて不思議な気がする。求められる仕事をできるのは幸せなこと」と話した。
中央区の久保田修司さんは、「自分も退職後にコーラスを始めたので、80歳を過ぎても声がよいのに励まされる。懐かしい歌を歌ってくれるのがいい。終了後の交流会でメンバーと話せたのも楽しかった」と喜んだ。
同カフェ店主の山田ちづこさんは「曲の誕生秘話など聞けて面白い。前以上に声がチャーミングだった。元気をもらったという感想が多く寄せられた」と話していた。
4月21日と6月9日にも同様のイベントを行う予定。要予約。