大宮マルイ(さいたま市大宮区桜木町2)の1階に日本茶とおにぎりを味わうカフェ「CHAKAS Japanese tea & Onigiri(チャカス_ジャパニーズティー_アンド_オニギリ)大宮マルイ店」がオープンして3カ月がたった。
「コーヒーを飲める場所はたくさんあるのに、日本茶を気軽に飲める場所が少ない、デーリーユースができるお茶屋さん」を作りたいとオーナーの染谷崇裕さんが2017年4月に渋谷本店を立ち上げた同ブランド。2店舗目の大宮マルイ店は、日本茶インストラクターの資格を持つ権並文子さんが店長を務める。
こだわりは「日本茶鑑定士」がセレクトした福岡のブランド茶「八女茶」。1杯1杯急須で入れて提供する。甘味やうま味が強く、コクがあり味がはっきりしているのが特徴。染谷さんは「全国のお茶を飲む中で、八女茶はペットボトルのお茶とおいしさの明確な違いが分かり、かつ毎日でも飽きずに飲めるお茶だと感じた」と話す。アイスは茶葉から一晩水出しして提供するので、甘みが強く出るという。おにぎりは山形県産「ひとめぼれ」を使い、店内で一つ一つ握っている。
人気ドリンクは定番の「煎茶」や「抹茶玄米茶」(以上290円)「ほうじ茶ラテ」(400円)など。国産紅茶である八女紅茶の「和紅茶」(350円)は、渋みが少なく甘みが強いことが特徴。おにぎりは約30種類あり、玄米を用いた「玄米にぎり(めんたいこ)」(170円)や新作の「こんぶクリームチーズ」(180円)が売れ筋。同店限定メニューの「豚の角煮カレー」(600円)はほうじ茶で長時間煮込んで豚肉を軟らかく仕上げている。セットメニューのCHAKASセットは、「おにぎり2個+お惣菜(そうざい)」や「おにぎり2個+豚汁」(以上500円)を用意。サイドメニューの総菜や「八女抹茶レアチーズケーキ」(400円)などのスイーツも店内で手作りしている。
学割証提示で200円以下のおにぎりが全品120円になる「おにぎり学割」もある。権並店長は「若者のお米離れが進む中で、お米のおいしさを改めて感じてほしい」と話す。「日本茶やお米、慣れた食材だからこそ、少し疲れたときや小腹がすいたときなどいろいろなシーンで利用してほっとしてほしい」とも。
6月15日からは新メニュー、お茶とフルーツ果実をブレンドしたオリジナルのフルーツティー「ほうじアップル」「玄米ピーチ」「和紅茶キウイ」(各400円)も提供している。