JR大宮駅のエキュート大宮(大宮区錦町)に7月13日、埼玉産小麦を使った焼き菓子専門店「つむぎや」がオープンした。
埼玉県久喜市で小麦粉の卸業や麺類製造などを手掛ける「土田物産」が経営する同店。埼玉県産の小麦を100%使った焼き菓子や乾麺を提供する。
専務の土田康太さんは「埼玉県は全国5位の小麦生産量、全国2位のうどん生産量を誇る。県の小麦文化を、新しい形で県民の皆さんに提供したい」と話す。
輸入小麦に比べて水分量が多いことが特徴という国産小麦を、製品化して提供したいとの思いから、約50年前にうどんの製造・販売を始めた同社。より手軽に、素材本来の風味を楽しめる商品を届けようと2010年から菓子の製造も始めた。
久喜市の直営店以外での出店は初という同店では、フィナンシェやサブレなどの焼き菓子をはじめ、埼玉産小麦100%のうどんなどを販売する。梅雨明けの時期に収穫した「新小麦」で作ったうどんは、少しあめ色がかった色と小麦の強い香りが特徴という。
土田さんは「オープンしてから『大宮で埼玉県の物を買える店がこれまで少なかった』というお客さまの声を多くいただいた。『埼玉県で採れた小麦100%で作ったお菓子やうどん』というストーリーと一緒に贈ることができるギフトや手土産として、ぜひご利用いただければ」とほほ笑む。
営業時間は8時~22時(日曜・祝日=20時まで)。