「農のいとなみ」と「鉄道」の魅力を表現した写真を募集する「第3回 農のいとなみと鉄道フォトコンテスト」で募集を受付している。8月1日に始まった。主催は関東農政局(さいたま市中央区新都心2)。
約5000万人の人口があり、全域が鉄道で結ばれている関東地域は、農業地帯でもあり、花一面の果樹園、初夏の風が吹き渡る水田、牛が草を食(は)む牧場、山あいの茶畑、見渡す限り続くキャベツ畑、大根の天日干しなどの風景が見られる。東京から鉄道を利用することで、農業景観に簡単にアクセスできることを広く知ってもらおうと企画された。昨年行われた第2回には192点の応募があった。
募集テーマは「農のいとなみと鉄道」で、農のある風景と、現在運行している鉄道の車両や駅舎などが共に撮影されているもの、または、鉄道の車窓から農の営みある風景が関東1都6県と山梨、長野、静岡県内で、おおむね1年以内に撮影された作品。四つ切り(ワイド可)またはA4サイズで印刷されたもの。カラー、モノクロのどちらでも可。未発表のもので、応募点数は1人5点まで。応募資格はプロアマ問わない。12月31日必着。
審査員長は写真家の永田博義さん、審査員は、さいたま農村女性アドバイザーの小林優子さん、関東運輸局の松葉圭一さん、関東農政局の田中龍太さん。
入選は、関東農政局長賞1点、審査員長賞1点、農村女性賞1店、関東運輸局観光部長賞1点、応募時点で18歳以下の人を対象とするU-18特別賞1点ほか全部で30点以内を選出する。入選作品は農林水産省消費者の部屋などで展示するほか、装丁し応募者に贈呈する。同省と関係機関が発行する各種印刷物、ホームページ、ポスターなどに掲載されることもある。
同局担当職員は「街と田園風景が近く、鉄道の街大宮にぴったりのテーマ。身近な鉄道と農業景観がコラボした美しい風景をぜひ写真に収め応募いただけたら」と呼び掛ける。問い合わせは同局企画調整室・フォトコンテスト係(TEL 048-740-0301)まで。