さいたま市から世界や業界、地域を変えるビジネスを展開する起業家を支援するビジネスプランコンテスト「『世界を変える起業家』ビジコンinさいたま2018」の応募が始まっている。主催はさいたま市産業創造財団(さいたま市中央区下落合5)。
今回が第1回となる同ビジコンは、昨年まで行われていたさいたま市ニュービジネス大賞を引き継ぐ形で立ち上がったもの。同財団の長尾貴代さんは「ニュービジネス大賞に関わってくださった皆さんの活躍を手本に、さらに、さいたま市にいながら、さいたま市を越えて世界に羽ばたいていく起業家の方を応援したい」と話す。
「世界には3つの意味がある。海外展開やインバウンドを想定した『世界』、業種・業界という意味での『世界』、起業家が活動する地域を中心とした身近な『世界』。これらどの世界でも構わないので、イノベーションをもたらすビジネスプランを待っている」とも。
応募資格は、さいたま市内に事業所を持つ個人事業主または法人。応募時点から1年以内に、さいたま市内に事業所を開設する予定のある個人事業主または法人。募集対象は、応募時点で1年以内の実施を見込むビジネスプラン。応募時点で売り上げ計上から3年以内のビジネスプラン。
長尾さんは「審査委員はすべて起業家の方。起業家目線で有望なプランを発掘していただく」と期待を込める。
表彰は、「グランプリ」「地域を変える起業家賞」「女性起業家賞」「若手起業家賞」「審査員特別賞」のほか、各協賛団体からの賞も用意する。受賞者には同財団のアドバイザーや外部専門家、メンターなどによる無料経営相談サポート、金融機関とのビジネスマッチング、マスコミ向けPR、当財団が主催する各種セミナーなどを通じ、受賞後3年間支援する。
募集期間は10月17日まで。第1次審査会が11月上旬、第2次審査会が12月12日、最終審査会および授賞式が2019年1月25日に行われる。10月7日に武蔵浦和コミュニティセンターで応募説明会が行われる。
長尾さんは「世界というと海外展開と思われがちだが、身の回りの世界を変えるアイデアも歓迎。自分では小さな計画と思っていても大きく羽ばたけるきっかけになるかもしれないので、ぜひ利用していただけたら」、事務局担当の鈴木秀一さんは「どんな世界でも構わないので、『世界一』になると決めた人は奮って応募いただけたら」と呼び掛ける。