さいたま新都心のパブリックスペース利活用実験フェス「パブリックライフフェスさいたま新都心2018」の実行委員会が現在、クラウドファンディングを通じ、参加メンバーを募集している。
パブリックライフフェスさいたま新都心キックオフイベントの様子
10月15日~24日の10日間にわたり行われる同フェス。同エリアを東西に横断するデッキスペースなどに椅子やテーブル、屋台を設置し、さまざまな企画を展開し、同エリア周辺で働く人、住民、来訪者などがくつろぎ、楽しみ、参加することができる日常的な使い方を提案する。
実行委員会は、さいたまアリーナ、コクーンシティを管理する片倉工業、毎日興業など同エリアの地元企業が集まり構成される「さいたま新都心エリアマネジメント検討会」のメンバーに行政やリアマネジメント・空間デザインを行う専門家などで組織する。
メンバーの一人、さいたまアリーナの大立目司さんは「私もここで育ち、ここで働く地元民で今回実行委員会メンバーになった。ワーカーやファミリーが普段から集まり、それぞれのライフスタイルに合った過ごし方ができるような街にしていきたい」と意気込む。
企画運営は主に実行委員が行うが、市民の声をより反映させ、「自分ごと」として関わってもらうため、3つのプロジェクトで広く参加メンバーを募集している。
ひとつ目は、イベント開催中に出店者が使うための「オリジナルDIY屋台」を製作するプロジェクト。専門家のアドバイスの元、木製の屋台を手作りする。
ふたつ目は、イベント開催中に使う「イス」を製作するプロジェクト。支援額により、ペイントチェアに名前記載、ペイントワークショップに参加、イベント終了後のチェアの引き取りなどさまざまなリターン品を用意する。
3つ目は当日の運営スタッフ、広報情報発信スタッフとして当日のイベント運営側としても参加できるプロジェクト。支援者には、運営スタッフや広報スタッフ参加権利やスタッフTシャツをリターン品として用意する。
各活動参加に興味がある場合は、各プロジェクトへの支援が必要となる。クラウドファンディングの募集締め切り日は、「オリジナルDIY屋台をつくる!」(9月15日)、「あなたの支援でまちにイスが増える!チェア・ファンディング!」(9月22日)、「未来の日常をつくる!『さいたま新都心』を使い倒すパブリックライフフェスを実現!」(9月29日)。
大立目さんは「皆さんがそれぞれ興味に応じて参加できるプログラムを用意している。さいたま新都心をもっと居心地の良い街にしたい人、街づくりに興味のある人にご参加いただき、一緒に街の可能性を広げていけたら」と呼び掛ける。