東日本大震災後の福島県の漁師たちの生活を追った映画「新地町の漁師たち」が11月10日、プラザウエスト(さいたま市桜区道場4)で上映される。主催は埼玉大学学生サークルふくたま。
さいたまと福島の支援をつなげるために、埼玉大学の学生や学外メンバー計20人で活動している同団体。今年8月には福島県南相馬市萱浜で行われた追悼福興花火の手伝い、10月には南相馬市萱浜の個人宅で菜の花の種まきの手伝いなどを行うほか、同学内の「さいだい交流ひろば」で写真の展示なども行っている。
活動を通じて、福島県浜通りの漁師の人々がいまだに震災前の生活に戻ることができず、負担を抱えて生活していることを目の当たりにし、「この現実を埼玉の人に知ってほしい、震災や復興に関して改めて考えなおす機会にしてほしい」との思いで、上映会を企画したという。、
同団体の内田志緒里さんは「東日本大震災から7年半がたったがいまだに福島県から避難している人がいる。普段の生活では、震災のこと、福島のことに目を向ける時間がなかなか無いという人も多い。私たちと改めて福島のこと考えていただけたら」と参加を呼び掛ける。
ゲストとして同作の監督・山田徹さんが登場するほか、上映後に監督へのインタビューや参加者に感想を述べてもらうなどのワークショップが行われる。内田さんは「時間に余裕があれば、参加者含めた皆さんで、自由に意見交換・ディスカッションできれば」と話す。
上映時間は14時~。ワークショップは16時~。入場無料。定員40人。申し込みはフェイスブックイベントページで受け付ける。